ニュース

NEWS☆脂質異常症って、どんな病気?

2019.05.01

脂質異常症とは、血液中に含まれるコレステロールや中性脂肪などの脂質が、
一定の基準よりも多い状態のことをいいます。
一般的には、「血液がどろどろの状態」、それが脂質異常症という病気です。
以前は、高脂血症ともいわれていました。
血液中に余分な脂質が多くなると、動脈硬化を起こしやすくなり、
心筋梗塞や脳卒中などのリスクが高くなります。
脂質異常症には、自覚症状はほとんどありません。
健康診断などで「脂質異常症の疑いがある」と指摘されたときは、
放置せずに早めに医師の指導を受けましょう。

☆脂質異常症を予防するには・・・食生活に気を付ける
1.主食(ご飯、パンなど)をきちんと食べ、動物性脂肪を控えめにする
2.新鮮な青魚を多く食べる
(魚に多く含まれている不飽和脂肪酸には、悪玉(LDL)コレステロールを減らす働きがあります。)
3.植物性たんぱく質と食物繊維をたっぷりと

※コレステロールを減らそう
○コレステロールが多い食品は控えめに
○ビタミン類をたくさん摂る
(ビタミンCやEには悪玉(LDL)コレステロールの酸化を防ぎ動脈硬化を予防する働きがあります。)
○煙草をやめましょう
○ストレスを解消する
○適度の運動をする
(適度の運動をすると、善玉(HDL)コレステロールを増やすことができます。)

※中性脂肪を減らそう
○腹八分目にする
1.ゆっくり食べるクセをつける
2.一口ごとによく噛んで食べる
3.食事の途中で箸を置き休む
(慢性的な食べすぎによってエネルギーが余ると、中性脂肪となってどんどん蓄積されていきます。)
○アルコールを飲みすぎない
○適度の運動をする
(中性脂肪の中でも、様々な生活習慣病の原因となる内臓脂肪は、運動によって減らすことができます。)
(ウォーキング、軽めのジョギング、水中運動などの有酸素運動で中性脂肪を効率よく減らしましょう。)
○夜間はあまり食べない

※玉名市国民健康保険(国保)特定健診が始まります
6月から12月まで40~74歳の方を対象に行われます。(自己負担額 800円)
当院では、予約制になっておりますので、事前の予約(電話予約も可)をお願いします。
(文責:中嶋)

一覧に戻る